「インターホンを新しくしたいけれど、工事を頼むと費用も時間もかかりそう」と感じている方は多いのではないでしょうか。
近年はワイヤレスタイプのインターホンが普及し、配線工事なしで自分で取り付けられる製品が増えています。賃貸住宅にお住まいの方でも、壁を傷つけずに設置できるモデルが選べるようになりました。
この記事では、工事不要のインターホンを自分で取り付ける手順と、防犯の視点から見た選び方のポイントをまとめました。設置前に確認しておきたい注意点もあわせて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
- 工事不要のインターホンが取り付けられる仕組みと種類
- 自分で取り付けるときの手順と必要な道具
- 防犯面で効果を高めるインターホンの選び方
- 賃貸住宅での設置で気をつけるべきポイント
インターホンを工事不要で取り付ける方法と手順

ワイヤレスインターホンが工事不要で取り付けられる理由
従来のインターホンは、玄関子機と室内親機を有線でつなぐ必要がありました。配線を壁の中に通す工事が伴うため、電気工事士の資格を持つ業者に依頼するのが一般的でした。
一方、ワイヤレスインターホンは玄関子機と室内親機が無線で通信するため、壁の中に配線を通す工事が不要です。電源も乾電池や充電式バッテリーで動く製品が多く、コンセントからの配線も必要ありません。
玄関子機は両面テープやネジで固定するだけで設置できるため、特別な工具がなくても取り付けられます。
取り付けに必要なものと事前準備
ワイヤレスインターホンの取り付けには、おおむね以下のものがあれば対応できます。
- ワイヤレスインターホン本体(玄関子機+室内親機のセット)
- 付属の両面テープまたはネジ
- 乾電池(製品の指定サイズ)
- プラスドライバー(ネジ固定の場合)
事前準備として、玄関子機を取り付けたい場所の壁面が平らかどうかを確認しておきましょう。凹凸のある壁やザラザラした素材の場合、両面テープがうまく貼り付かないことがあります。
また、既存のインターホンがある場合は、電源を切ってから取り外してください。乾電池式のチャイムならそのまま外せますが、壁の中に配線されている有線タイプの場合は、電気工事士の資格が必要になるケースがあります。判断に迷うときは、メーカーの取扱説明書や電気工事業者に確認するのが安心です。
玄関子機と室内親機の取り付け手順
ワイヤレスインターホンの基本的な取り付け手順は、次のとおりです。
- 玄関子機に乾電池を入れる
- 取り付け位置を決め、両面テープまたはネジで玄関子機を固定する
- 室内親機に電池を入れるか充電する
- 親機を壁掛けまたは卓上に設置する
- 子機と親機のペアリング(無線接続設定)を行う
- 玄関子機のボタンを押し、室内親機で音声や映像が確認できるかテストする
取り付け位置の目安は、玄関子機が地面から130〜145cm程度の高さです。来訪者の顔がカメラに映りやすい位置を意識して取り付けましょう。
ペアリングの方法は製品によって異なりますが、多くの場合は親機と子機それぞれのボタンを数秒間押すだけで完了します。詳しい手順は、付属の取扱説明書を参照してください。
取り付け後の動作確認と調整ポイント
設置が完了したら、実際に玄関で子機のボタンを押して動作を確認しましょう。確認しておきたい項目は主に以下の3つです。
- 呼び出し音が室内親機でしっかり聞こえるか
- カメラ付きの場合、来訪者の顔が映る範囲に調整されているか
- 通話機能がある場合、双方向で声が聞き取れるか
カメラの角度が合わない場合は、子機の取り付け位置を微調整します。夜間の見え方も確認しておくと安心です。LEDライト付きのモデルであれば、暗い時間帯でも来訪者の様子を確認しやすくなります。
スマートフォン連携に対応した製品の場合は、Wi-Fi接続の設定もこの段階で済ませておきましょう。外出先からでも来訪者を確認できるようになります。
Amazonなどで購入できるSwitchBotのテレビドアホンは、スマホ連携・録画機能・工事不要をすべて備えたモデルとして人気があります。最新価格はリンク先でご確認ください。

SwitchBot テレビドアホン カメラ付き インターホン ドアベル – スイッチボット 双方向音声会話 遠隔確認 広角 工事不要 盗難防止 防水 モニター親機+カメラ付き玄関子機 ワイヤレス Wi-Fi 防犯対策助成金あり
工事不要のインターホンを選ぶときのポイントと注意点

カメラ付きを選ぶと防犯効果が高まる理由
インターホンを防犯の観点で選ぶなら、カメラ付きのモデルが有効な選択肢のひとつです。
侵入窃盗犯は、犯行前にインターホンを押して留守かどうかを確認するケースが多いとされています。録画機能付きのカメラ付きインターホンを設置しておくと、呼び出し時に来訪者の映像が自動で記録されるため、不審者に対する抑止効果が期待できます。
(参考: 警察庁「住まいる防犯110番」)
広角レンズを搭載したモデルであれば、玄関先の広い範囲を映すことができ、カメラの死角を減らすことにもつながります。
電源方式と電池交換の頻度を確認する
ワイヤレスインターホンの電源方式は、主に「乾電池式」と「充電式バッテリー」の2種類があります。
乾電池式は交換が手軽ですが、使用頻度によっては数か月に1回程度の交換が必要になる場合があります。充電式は電池交換の手間が省ける一方、充電中は使えなくなる製品もあるため、事前に確認しておくと安心です。
電池寿命は製品ごとに異なるため、購入前にメーカーの仕様を確認しておくことをおすすめします。カメラやWi-Fi機能を搭載したモデルは消費電力が大きくなりやすいため、電池寿命にも影響する傾向があります。
電波が届く距離と建物の構造を確認する
ワイヤレスインターホンは無線通信で動作するため、玄関子機と室内親機の間に電波が届く必要があります。製品ごとに通信可能距離が設定されていますが、建物の構造によって実際の到達距離は変わります。
鉄筋コンクリート造の建物では、壁や床が電波を遮りやすく、通信が不安定になることがあります。木造住宅と比べて電波が届きにくい傾向があるため、購入前に建物の構造を確認しておきましょう。
また、Wi-Fiルーターや電子レンジなど、2.4GHz帯の電波を使う家電が近くにあると電波干渉が起こる可能性もあります。設置後に通信が不安定だと感じたら、親機の設置場所を調整してみてください。
賃貸住宅で取り付けるときに気をつけること
賃貸住宅でインターホンを取り付ける場合は、原状回復の義務を意識しておくことが大切です。
ネジで壁に穴を開けると退去時にトラブルになる可能性があるため、両面テープ式やマグネット式で固定できるモデルを選ぶのが安心です。もとのインターホンを取り外す必要がある場合は、管理会社や大家さんに事前に確認してから作業してください。
取り外したもとのインターホンは、退去時に戻せるよう保管しておきましょう。ワイヤレスインターホンなら既存の設備に手を加えず、横に並べて併用できるケースもあります。
Panasonicのワイヤレステレビドアホンは電池式・配線工事不要で、賃貸住宅でも取り付けやすいモデルのひとつです。Amazonなどで取り扱いがありますので、最新価格はリンク先でご確認ください。

パナソニック テレビドアホン ワイヤレス 無線接続 電池式 録画機能 モニター 3.5型カラー液晶 玄関子機 広角レンズ LEDライト 簡単取付 配線工事不要 集合住宅 VL-SGE30KLA
不審な訪問者があったときの対応
インターホンを設置したあと、見知らぬ訪問者や不審な人物が映った場合は、無理にドアを開けず、インターホン越しに対応しましょう。
身の危険を感じる場合や、敷地に無断で入ろうとしている人がいる場合は、110番に通報してください。緊急性は低いが不安が残る場合は、#9110(警察相談ダイヤル)や最寄りの警察署に相談することもできます。録画機能付きのインターホンであれば、映像を記録として残しておけるため、相談時の情報としても役立ちます。
よくある質問
工事不要のインターホンは防犯面で有線タイプと差がありますか?
録画機能・カメラ・通話機能を備えたワイヤレスインターホンであれば、有線タイプと同等の防犯機能を備えた製品も多くあります。ただし、電池切れに気づかないと機能が停止するため、定期的な電池残量の確認が大切です。
古いインターホンを自分で取り外しても大丈夫ですか?
乾電池式のチャイムや、ネジで壁に固定されているだけのタイプは自分で取り外せます。ただし、壁の中に配線が通っているタイプ(電源直結式)の取り外しには電気工事士の資格が必要です。配線の有無がわからない場合は、メーカーや電気工事業者に相談してください。
マンションの共用エントランスにも取り付けられますか?
共用部分は管理組合の許可が必要になるため、個人の判断で取り付けることはできません。ただし、自室の玄関ドア周辺にワイヤレスインターホンを設置することは、賃貸でも管理会社に確認のうえ対応できるケースがあります。
雨に濡れる場所にも設置できますか?
防水性能を備えた製品であれば、雨がかかる場所にも設置できます。製品ごとにIP54やIPX4などの防水等級が設定されていますので、購入前にメーカーの仕様を確認してください。軒下など雨が直接当たりにくい場所に設置すると、より長持ちしやすくなります。
ホームセキュリティの導入も検討したい方は、こちらの比較記事も参考にしてください。

まとめ
ワイヤレスインターホンを使えば、配線工事なしで自分でインターホンを取り付けることができます。両面テープで固定できるモデルを選べば、賃貸住宅でも壁を傷つけずに設置できます。
防犯面では、カメラ付き・録画機能付きのモデルを選ぶことで、不審な訪問者の記録を残しやすくなり、抑止効果も期待できます。設置前に電波の届く範囲や電池寿命を確認しておくと、設置後のトラブルを防ぎやすくなります。
インターホンの交換や新設を考えている方は、まずは工事不要で取り付けられるワイヤレスタイプから検討してみてはいかがでしょうか。手軽に始められる防犯対策として、暮らしの安心につながるはずです。
