注文した荷物を置き配で受け取るはずが、玄関先に何もない――そんな瞬間は誰でも動揺します。「もう戻ってこないかもしれない」「自分が置き配を選んだせいだから仕方ない」と、その場で諦めてしまいそうになる方も少なくありません。
結論からお伝えすると、置き配の荷物が盗まれても、泣き寝入りする必要はありません。通販サイトへの連絡や警察への相談など、落ち着いて行動できる手順があります。
この記事では、置き配の荷物がなくなっていたときにまず確認すべきことから、警察や通販サイトへの相談の流れ、そして今後同じような不安を減らすための工夫まで、順を追って紹介します。
- 荷物がなくなっていたときにまず確認すること
- 通販サイト・配送業者への連絡と補償の考え方
- 警察への相談・被害届の出し方
- 110番と#9110の使い分け
- 置き配の盗難を防ぐための工夫
置き配の盗難は泣き寝入りするしかない?まずやるべき対処

まず確認したいこと:配達完了通知と身の回りの確認
荷物が見当たらないと気づいたら、まずは慌てずに状況を整理しましょう。配送業者のアプリやメールで配達完了の時刻や置き配時の写真が残っていないかを確認するのが最初のステップです。
玄関前だけでなく、宅配ボックスの中、ポスト、車庫、隣家の敷地との境目なども見落としがちです。同居している家族が先に受け取っている場合もあるため、念のため確認しておくと安心です。
通販サイト・配送業者に連絡して補償を確認する
状況が確認できたら、次は購入したサイトや配送業者への連絡です。多くの通販サイトでは、置き配指定後の紛失について、状況を確認したうえで再送や返金の対応をしている場合があります。ただし対応内容はサイトや契約条件によって異なるため、まずは問い合わせ窓口に相談することが大切です。
連絡の際は、注文番号や配達完了通知の日時、置き配指定の有無などを伝えられるようにしておくとスムーズです。
警察に相談する・被害届を出す
置き配された荷物を無断で持ち去る行為は、法律上、窃盗にあたる可能性があります。荷物がなくなったことが確認できたら、最寄りの警察署に相談し、被害届の提出を検討しましょう。
被害届を出しても、防犯カメラ映像や目撃情報などの手がかりが少ないと、状況の特定に時間がかかることがあります。それでも、被害の記録を残すこと自体に意味があります。「被害届を出しても無駄」と諦めず、まずは相談してみることをおすすめします。
110番と#9110、どちらに連絡すればいい?
相談先を選ぶときは、緊急性で使い分けます。今まさに誰かが敷地内で荷物を持ち去ろうとしている、犯人らしき人物が近くにいるなど緊急性が高い場合は110番に連絡してください。
一方、荷物がなくなっていたことに後から気づいた、記録として相談したいといった緊急性が低いケースでは、警察相談専用電話の「#9110」や最寄りの警察署への相談が適しています。
(参考: 警視庁「宅配ボックスや玄関前に届けられた荷物の盗難被害に注意」)
置き配盗難を防ぐための工夫と安心して使い続けるポイント

宅配ボックスや置き配バッグを活用する
置き配の不安を減らす工夫として代表的なのが、荷物を外から見えにくく・持ち去りにくくする宅配ボックスや置き配バッグの活用です。折りたたみ式で玄関前に置けるタイプなら、賃貸でも導入しやすいのが特徴です。
Amazonなどで購入できます。最新価格や在庫状況はリンク先でご確認ください。
すでに玄関先のスペースが限られている場合は、既存の宅配ボックスに後付けできるダイヤル式ロックとワイヤーを組み合わせたタイプも選択肢のひとつです。持ち去られにくくする工夫として取り入れやすいアイテムです。

【置き配マグネット ダイヤル式ロック ワイヤー付き】宅配ボックス 大容量 折りたたみ 戸建て用 防水 盗難防止 不在受取対応 屋外 アパート マンション 置き配対応 荷物受け取りボックス (ブラック, Lサイズ)
玄関まわりを見守る工夫(カメラ・インターホン)
防犯カメラや録画機能付きのインターホンを玄関先に設置しておくと、配達の様子や不審な人の出入りを記録として残せるため、万が一のときに警察へ相談する際の手がかりになります。
設置されていること自体が、荷物を持ち去ろうとする行為をためらわせる材料になるとも考えられています。工事不要で取り付けられるタイプもあるため、賃貸でも導入しやすくなっています。
受け取り場所や時間帯を工夫する
玄関前が人目につきにくい立地の場合は、配達場所をメーターボックスの中や勝手口など、外から見えにくい位置に指定するのも一つの工夫です。多くの配送サービスでは、置き配の場所を選べるようになっています。
不在の時間が長くなる日は、あえて置き配を選ばず、コンビニ受け取りや宅配ボックスのある場所への配送に切り替えるという選択肢も検討してみてください。
通販サイトごとの補償制度を事前に確認しておく
利用頻度の高い通販サイトについては、置き配トラブル時の問い合わせ窓口や補償の考え方を事前に確認しておくと、いざというときに落ち着いて対応しやすくなります。
補償の内容や条件はサイトや商品の販売元によって異なります。マーケットプレイス形式のサイトでは、まず出品者に連絡し、対応が不十分な場合に運営元のサポート制度を利用する、という流れになっていることもあります。
ホームセキュリティの導入も検討したい方は、こちらの比較記事も参考にしてください。

よくある質問
置き配で盗まれた場合、自己責任になりますか?
置き配は受け取り方法として自分で選択したものではありますが、盗難の責任がすべて利用者に帰結すると決まっているわけではありません。まずは購入したサイトや配送業者に連絡し、対応を確認することをおすすめします。
被害額が小さくても警察に相談していいですか?
金額の大小にかかわらず、相談すること自体に問題はありません。被害の記録を残しておくことは、同じような被害が周辺で続いていないかを把握するうえでも役立ちます。ためらわずに最寄りの警察署や#9110に相談してみましょう。
防犯カメラの映像がなくても被害を証明できますか?
カメラ映像がなくても、配達完了通知の記録や購入履歴など、状況を説明できる材料があれば相談は可能です。あわせて、今後のために玄関先を見守る仕組みを検討してみるのもよいでしょう。
置き配は使い続けても大丈夫ですか?
置き配は多くの人に利用されている受け取り方法であり、100%安全な受け取り方法というものはありません。宅配ボックスの活用や置き配場所の工夫など、できる対策を組み合わせながら、無理のない範囲で利用を続けている方が多いようです。
まとめ
置き配の荷物がなくなっていても、泣き寝入りする必要はありません。配達完了通知の確認、通販サイトや配送業者への連絡、警察への相談という順番で、落ち着いて対応することができます。
あわせて、宅配ボックスや置き配バッグの活用、玄関まわりの見守り、受け取り場所の工夫といった対策を少しずつ取り入れることで、置き配を安心して使い続けやすくなります。できることから、無理のない範囲で始めてみてください。

