「あれ、今インターホン鳴った?」——リビングから離れた部屋にいるときや、お風呂・キッチンにいるときに、インターホンの音に気づけなかった経験がある方は多いのではないでしょうか。
別の部屋で聞こえないままにしていると、宅配便の再配達が増えるだけでなく、来客や不審な訪問者の存在に気づけないという防犯上の不安にもつながります。特に一人暮らしの方や日中家にいることが多い方にとって、来訪者を把握できないことは小さなストレスの積み重ねになりがちです。
この記事では、インターホンが別の部屋で聞こえなくなる主な原因と、今日から試せる対策、そして聞き逃しをきっかけに防犯面を見直すポイントを整理しました。無理のない範囲でできることから、順番に確認していきましょう。
- インターホンが別の部屋で聞こえなくなる主な原因
- 音量・設置場所の見直しで改善できるケース
- 増設チャイムやスマホ通知型インターホンという選択肢
- 聞き逃しをきっかけに見直したい防犯のポイント
インターホンが別の部屋で聞こえない主な原因

まずは「なぜ聞こえないのか」を切り分けることが対策の第一歩です。原因によって取れる対処が変わってくるため、当てはまるものがないか確認してみましょう。
音量・呼び出し音の設定が小さいまま
インターホンの音量設定が初期設定のまま、あるいは以前に誰かが下げた状態になっていると、リビングでは聞こえていても、扉を隔てた別の部屋までは届きにくくなります。まずは親機の音量ボタンやメニューから、現在の設定を確認してみましょう。機種によっては「呼び出し音量」と「通話音量」が別々に設定されている場合もあります。
部屋の間取りや壁・ドアの防音性
近年の住宅は防音性・気密性が高くなっている分、玄関からリビングまでの距離が長い間取りや、防音ドアで仕切られた寝室・書斎では、音が物理的に届きにくくなります。集合住宅で親機が玄関付近にしか設置されていない場合も同様です。設計上の問題であるため、設定の見直しだけでは解決しないケースもあります。
ワイヤレス子機・電池切れによる電波の弱さ
ワイヤレスタイプの子機やチャイムを使っている場合、電池残量の低下や、間の壁・家電による電波干渉で音が鳴らない、または鳴っても小さくなることがあります。長期間電池を交換していない場合は、まずそこから確認するのがおすすめです。
来客・不審者に気づけないことで生まれる防犯リスク
インターホンの聞き逃しが続くと、来訪者の存在に気づかず対応が遅れたり、不在と誤解されて置き配や再配達の連絡に気づけなかったりする場面が増えます。防犯の観点では、誰が・いつ訪ねてきたかを把握できないこと自体が不安の材料になりやすいため、後述する対策と合わせて見直しておきたいポイントです。
別の部屋でも聞き逃さないための対策

原因が見えてきたら、次は対策です。すぐにできるものから、機器の買い替えを伴うものまで、段階的に紹介します。
音量設定と設置場所を見直す
まずは親機の音量を最大付近まで上げてみましょう。親機を玄関から一番離れた居室、あるいは普段長く過ごす部屋の近くに移動できないかも確認してみてください。有線タイプでも延長コードや設置場所の変更で改善することがあります。賃貸の場合は原状回復に注意しながら、テープ式の壁掛けなど工事不要の方法を選ぶと安心です。
増設子機やチャイム連動グッズを使う
インターホンの音や振動を検知して別の部屋で再通知してくれる増設チャイムや、子機を複数設置できるワイヤレスインターホンに切り替える方法もあります。工事不要のワイヤレスタイプであれば、賃貸でも取り入れやすいのが利点です。以下のような機種は、玄関からの映像を離れた部屋のモニターやスマホでも確認できるため、聞き逃し対策と防犯対策を同時に進められます。

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スマホ通知型インターホンに切り替える
Wi-Fi接続でスマートフォンに通知が届くタイプのインターホンであれば、家のどの部屋にいても、あるいは外出中でも来訪者を確認できます。工事不要で玄関に後付けできる製品も増えているため、賃貸でも導入しやすい選択肢のひとつです。ただし通信環境によって反応速度が変わることがあるため、設置前にWi-Fiの電波状況を確認しておくと安心です。
来客対応時に気をつけたい防犯ポイント
聞き逃し対策と合わせて、来訪者の顔や様子が確認できてから応答する習慣をつけておくと安心です。不審な訪問が続く、敷地内に無断で立ち入られているなど緊急性が高い場合は110番を、緊急ではないが記録や相談をしておきたい場合は警察相談専用電話「#9110」を、というように状況に応じて使い分けることが案内されています(参考: 政府広報オンライン「警察に相談 #9110」)。
(参考: 政府広報オンライン「警察に相談 #9110」)
よくある質問
賃貸でもインターホンの子機は増やせますか?
ワイヤレスタイプの増設チャイムであれば、配線工事なしで設置できる製品が多く、賃貸でも取り入れやすい傾向があります。壁への穴あけが必要なタイプもあるため、購入前に取り付け方法を確認し、必要に応じて管理会社・大家に相談してから設置すると安心です。
スマホ連携インターホンへの交換は工事が必要ですか?
電池式・両面テープ設置に対応した製品であれば、配線工事なしで玄関に後付けできるものが多くあります。ただし集合住宅の場合、既存の共用インターホン設備と連携させたい場合は工事や管理規約の確認が必要になることがあるため、事前に製品の対応範囲を確認しておきましょう。
インターホンの音が急に小さくなったら故障でしょうか?
設定変更やスピーカー部分のほこり、電池残量の低下など、故障以外の原因で音量が下がることもあります。音量設定を最大に戻しても改善しない場合は、スピーカー周りの清掃や電池交換を試し、それでも直らなければメーカーや設置業者に相談することをおすすめします。
来客に気づかず居留守のようになってしまったらどうすればいいですか?
宅配便であれば不在票の連絡先から再配達を依頼すれば問題ありません。訪問販売や勧誘など知らない相手だった場合は、無理に対応する必要はなく、必要であれば録画機能付きインターホンの映像で相手を確認してから対応を検討しましょう。不安な様子が続く場合は、記録を残したうえで#9110に相談する方法もあります。
ホームセキュリティの導入も検討したい方は、こちらの比較記事も参考にしてください。

まとめ
インターホンが別の部屋で聞こえない原因は、音量設定・間取りや壁の防音性・電池切れなど、状況によってさまざまです。まずは設定と設置場所の見直しから試し、改善しない場合は増設チャイムやスマホ通知型インターホンへの切り替えを検討してみましょう。
聞き逃しをきっかけに、来客や訪問者への気づきやすさを見直すことは、暮らしの快適さだけでなく防犯面の安心にもつながります。無理のない範囲で、できることから取り入れてみてください。
