「迷惑な訪問販売を避けたい」「夜勤明けで日中眠りたい」「赤ちゃんが寝ているときに鳴らされたくない」など、インターホンの電源を切りたいと感じる場面は意外と多いものです。
インターホンの電源を切る方法は、有線タイプ・ワイヤレスタイプ・消音設定の3つに分けて考えると整理しやすくなります。ただし、電源を切ると宅配便や緊急時の来客に気づけなくなるため、防犯面のリスクもあわせて知っておくことが大切です。
この記事では、インターホンの電源を切る具体的な手順、消音にする方法、電源を切ることで生じるデメリット、そして鳴らさずに来客対応できる代替手段まで、わかりやすくまとめました。
- インターホンの電源を切る方法(有線・ワイヤレス・消音)
- 賃貸住宅で電源を切るときの注意点
- 電源を切ることで生じる防犯上のリスク
- 電源を切らずに迷惑訪問を減らす代替手段
インターホンの電源を切る方法と消音の手順

有線タイプ(壁付け)の電源を切る方法
有線タイプのインターホンは、室内モニターの電源プラグをコンセントから抜くのが基本的な方法です。
壁に取り付けられたモニター付きインターホンの多くは、本体の下部や背面にACアダプターのコードがつながっています。このプラグをコンセントから抜けば、呼び出し音が鳴らなくなります。
ただし、直接配線(壁の中で電気工事されている)タイプの場合は、コンセントが見当たりません。この場合はブレーカーを落とす方法もありますが、同じ回路にある照明やコンセントもすべて使えなくなります。無理に配線をいじると感電や故障のリスクがあるため、直接配線タイプの場合は次に紹介する消音設定で対応するのが安全です。
ワイヤレス・電池式の電源を切る方法
電池式やワイヤレスタイプのインターホンは、室内受信機の電池を抜くだけで音が鳴らなくなります。
室内受信機(チャイム本体)の裏ブタを開けて電池を取り出せば、呼び出し音が止まります。玄関側の送信機はそのまま残っていても、受信機が反応しないため室内では音が鳴りません。
電池を戻せばすぐに元通り使えるので、一時的に鳴らしたくない場面(昼寝中やテレワークの会議中など)にも使いやすい方法です。
消音・音量調節で対応する方法
電源を完全に切らなくても、機種によっては音量設定を「消音」や「最小」にすることで、呼び出し音を鳴らさずにモニターだけ表示させることができます。
消音にしておけば、音は鳴りませんがモニターには来客の映像が映ります。気になったときだけ画面を見て対応できるため、電源を切るよりも柔軟な方法です。
音量調節の方法は機種によって異なりますが、多くの場合は室内モニターの側面や設定メニューにボリュームボタンがあります。取扱説明書が手元にない場合は、メーカー名と型番で検索すると操作方法が見つかることがあります。
賃貸住宅でインターホンの電源を切るときの注意点
賃貸住宅のインターホンは建物の設備であるため、取り外しや配線の変更は避けましょう。
コンセントから抜く・電池を抜く・消音にするといった操作であれば、元に戻せるため問題になることはほとんどありません。しかし、壁から本体を取り外したり、配線を切断したりすると、退去時に原状回復費用を請求される可能性があります。
また、オートロック連動のマンションでは、インターホンの電源を切ると来客がエントランスの解錠操作をできなくなります。宅配便や来客の予定がある日は、電源を入れ直しておきましょう。
電源を切るデメリットと代わりにできる対策

電源を切ることで生じるリスク
インターホンの電源を切ると音が鳴らなくなる反面、宅配便・書留・緊急の来客に気づけなくなるリスクがあります。
不在票が入っていれば再配達を依頼できますが、書留や対面受け取りが必要な荷物は受け取りが遅れます。また、近隣住民や管理会社からの緊急連絡(水漏れ・火災など)にも気づけません。
防犯面では、インターホンの電源が切れていると留守だと判断される可能性があります。録画機能付きのインターホンであれば、電源を切ると録画も停止するため、訪問者の記録が残らなくなります。
来客を選んで対応したいときの工夫
電源を切る理由が「迷惑な訪問を避けたい」であれば、電源を切るのではなく、モニターで確認してから出るかどうかを判断する方法が実用的です。
音量を最小に設定しておけば、鳴ったことには気づけますが周囲を大きく邪魔しません。宅配便など出たい相手だけに対応し、営業や勧誘には出ないという使い方ができます。

電源を切らずに迷惑訪問を減らす方法
玄関先に「訪問販売お断り」のステッカーを貼ることで、営業や勧誘の訪問を減らせる場合があります。
ステッカー自体に法的な強制力はありませんが、訪問販売業者の多くは「お断りステッカーのある家はスキップする」という社内ルールを持っているとされています。100円ショップやホームセンターで手軽に入手できるため、試してみる価値はあります。
また、NHKの訪問が気になる場合は、NHKふれあいセンター(0570-077-077)に連絡して訪問停止を依頼する方法もあります。
防犯面を補うための対策
インターホンの電源を日常的に切っている場合は、玄関周辺の防犯対策を別の手段で補っておくと安心です。
たとえば、玄関先にワイヤレスの防犯カメラを設置しておけば、インターホンが切れていても訪問者の映像を記録できます。スマートフォンに通知が届くタイプであれば、外出先からでも確認が可能です。
また、センサーライトを玄関に取り付けておくと、人が近づいたときに自動で点灯するため、不審者への抑止につながります。インターホンを切る・切らないにかかわらず、玄関周辺の視認性を高めておくことは防犯の基本です。

よくある質問
外出中は来客対応ができないため、電源が入っていても切れていても大きな差はありません。ただし、録画機能付きの場合は電源を入れておくと訪問者の記録が残ります。長期外出の際は、録画のために電源を入れたままにしておくほうが安心です。
機種によっては「おやすみモード」や「タイマー消音」機能が搭載されています。設定メニューから時間帯を指定すると、その間だけ音を消すことができます。取扱説明書やメーカーの公式サイトで対応機種を確認してみてください。
オートロック連動のインターホンの電源を切ると、エントランスからの呼び出しに応答できなくなり、来客が建物内に入れなくなります。宅配や来客の予定がある場合は、電源を入れ直しておくか、消音設定で対応しましょう。
まとめ
インターホンの電源を切る方法は、コンセントを抜く・電池を外す・消音設定にするなど、タイプによっていくつかの選択肢があります。迷惑訪問を避けたいときや、静かに過ごしたい時間帯には有効な手段です。
ただし、電源を切ると宅配便や緊急の来客に気づけなくなるため、消音モードの活用やお断りステッカーなど、電源を切らずに対処できる方法もあわせて検討してみてください。自分の生活スタイルに合った方法を選ぶことで、快適さと防犯のバランスを保てます。
