玄関のドアスコープをふと見て、「これって外からも覗けるのでは」と不安になったことはないでしょうか。ネットで検索すると「ドアスコープは外から覗ける」「専用アイテムで室内が見えてしまう」といった情報が出てきて、余計に心配になった方もいるかもしれません。
実際、ドアスコープはもともと室内から外を確認するための構造ですが、その構造ゆえに、特殊なアイテムを使うと外側から室内側を覗けてしまう可能性があるといわれています。とはいえ、必要以上に不安がる必要はなく、仕組みを理解したうえで簡単な対策を取り入れれば、リスクを大きく減らすことができます。
この記事では、ドアスコープが外から覗かれると言われる仕組みと起こりうるリスクを整理したうえで、今日から取り入れられる目隠しカバーなどの具体的な対策を紹介します。落ち着いて、できることから見ていきましょう。
- ドアスコープが外から覗かれると言われる仕組み
- 覗かれることで起こりうる被害と考え方
- 今日からできる目隠しカバーなどの対策
- 不審な人物に気づいたときの110番・#9110の使い分け
ドアスコープは外から覗かれる?仕組みと知っておきたいリスク

ドアスコープの構造となぜ「外から覗ける」と言われるのか
ドアスコープは魚眼レンズのような広角レンズを使い、室内側から外の様子を広く確認できるようにした構造になっています。本来は内側から外を見るための一方向の設計ですが、レンズの構造上、外側から光の反射や角度をとらえることで室内側の様子がうっすらと見えてしまう場合があるとされています。すべてのドアスコープで同じように見えるわけではありませんが、可能性としてゼロではない点は知っておくとよいでしょう。
リバースドアスコープなど専用アイテムを使われるケースがある
「リバースドアスコープ」と呼ばれる、外側からドアスコープに当てて使う小型のレンズ状アイテムが販売されていることがあり、これを使うと通常よりも室内が見えやすくなるといわれています。こうした専用アイテムを使われた場合、素のドアスコープよりも覗かれるリスクが高まる点は否定できません。特別な工具が必要というほどではないため、対策を取っておくに越したことはありません。
覗かれることで起こりうる被害
ドアスコープから覗かれることで想定される被害としては、在宅・不在の確認に使われる、玄関付近の様子や生活パターンを把握されるといったことが考えられます。直接の侵入被害でなくても、生活状況を把握されること自体がその後の犯罪につながる材料になり得ると考えられています。特に一人暮らしの方は、在宅状況を知られにくくする工夫が安心につながります。
「頻繁に起きている」と決めつけず冷静に考える
ドアスコープを狙った覗き見が、すべての住宅で頻繁に起きているというわけではありません。「起こる可能性がある」ということと「頻繁に起きている」ということは分けて考える必要があります。過度に不安になるより、起こり得るリスクとして理解したうえで、無理のない範囲で対策を取り入れる姿勢が大切です。
今日からできるドアスコープの覗き見対策とグッズ

目隠しカバーを取り付ける(手軽にできる対策)
ドアスコープ対策として手軽に取り入れやすいのが、室内側ののぞき穴に取り付ける目隠しカバーです。外部からの覗き見を物理的にブロックできるだけでなく、室内の照明がドアスコープから漏れて在宅状況が伝わるのを防ぐ効果も期待できます。両面テープなどで貼り付けるだけのタイプが多く、工事や特別な工具は不要です。Amazonなどで購入できます。最新価格や取り付け方法はリンク先でご確認ください。
ドアスコープカメラに切り替えるという選択肢
玄関まわりの防犯をもう一歩進めたい場合は、既存ののぞき穴に取り付けられるドアスコープカメラも選択肢のひとつです。工事不要で後付けできるタイプが多く、来訪者をスマートフォンで確認できるうえ、覗き穴自体をカバーで塞ぐ形になるため覗き見対策にもつながります。賃貸住宅の場合は、原状回復の観点から取り付け方法を事前に確認しておくと安心です。Amazonなどで購入できます。最新価格や対応するドアスコープの直径はリンク先でご確認ください。

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ドアスコープ以外の玄関まわりも見直す
ドアスコープ対策だけでなく、玄関まわり全体を見直すこともあわせて考えたいポイントです。夜間に人感センサーライトを設置して玄関先を明るく保つ、補助錠を追加して開錠のハードルを上げるなど、複数の対策を組み合わせておくことで、玄関付近をうろつく行為そのものをためらわせる材料になり得ます。ドアスコープ単体の対策にとどめず、玄関全体の防犯を意識してみましょう。
不審な人物に気づいたときの対応
玄関先で不審な人物やドアスコープを覗き込むような行動に気づいた場合、状況に応じて相談先を使い分けることが大切です。緊急性の高さによって連絡先を変えることで、落ち着いて対応できます。まずは自分と家族の安全確保を優先し、そのうえで通報や相談を検討しましょう。
- 110番:ドアや玄関に触れている人がいる、敷地に入ろうとしている、身の危険を感じるなど、緊急性が高い場合。
- #9110(警察相談専用電話):緊急性は低いが「不審な人物を何度か見かけて不安、防犯グッズについて相談したい」など、警察に相談したい場合。
(参考: 政府広報オンライン「警察に対する相談は警察相談専用電話『#9110』番へ」)
よくある質問
Q. ドアスコープカバーは自分で取り付けられる?
A. 多くの製品は両面テープなどで室内側ののぞき穴に貼り付けるだけのシンプルな構造になっており、工具を使わず自分で取り付けられるタイプが一般的です。取り付け前に、自宅のドアスコープの形状に対応しているか確認しておくと安心です。
Q. 賃貸住宅でもドアスコープカバーは使える?
A. 貼って剥がせるタイプであれば、原状回復への影響が少なく賃貸住宅でも取り入れやすいとされています。ただし物件によって規約が異なるため、心配な場合は事前に管理会社や大家に確認しておくとよいでしょう。
Q. ドアスコープを完全に塞いでしまっても大丈夫?
A. 完全に塞いでしまうと、来訪者の確認ができなくなってしまいます。来訪者確認の機能を残しつつ覗き見だけを防ぎたい場合は、必要なときだけ外せる目隠しカバーや、モニターで確認できるドアスコープカメラへの切り替えが選択肢になります。
Q. 覗かれている形跡があった場合はどうすればいい?
A. ドアスコープ周辺に見慣れない傷や跡がある、不審な人物を繰り返し見かけるといった場合は、記録を残したうえで#9110(警察相談専用電話)に相談する方法があります。まさに敷地内に人がいる、身の危険を感じるといった緊急性が高い状況では110番を利用しましょう。
ホームセキュリティの導入も検討したい方は、こちらの比較記事も参考にしてください。

まとめ
ドアスコープは、構造上まったくリスクがないとは言い切れないものの、過度に不安がる必要はありません。仕組みを知ったうえで、目隠しカバーのような手軽な対策を取り入れるだけでも、覗き見のリスクは大きく減らせます。
ドアスコープ対策とあわせて、玄関まわりの明るさや補助錠なども見直しておけば、より安心して過ごせる住まいに近づきます。できることから一つずつ取り入れて、落ち着いた毎日を過ごしていきましょう。

