玄関のインターホンが雨に濡れて、画面がうっすら曇っていたり、応答ボタンの反応が悪くなったりしたことはないでしょうか。屋外に設置されているインターホンは、雨や直射日光を毎日浴び続けているため、少しずつ内部にダメージが蓄積していきます。
「修理や交換にお金をかける前に、まずは自分で対策したい」という方に向けて、この記事では100均グッズを使ったインターホンの雨よけの自作方法を紹介します。材料選びから取り付けの手順、賃貸住宅で気をつけたいポイントまで、順を追って解説します。
あわせて、雨よけを取り付けることが防犯面でどんな意味を持つのかにも触れていきます。インターホンを長持ちさせつつ、玄関まわりの安心感も高めていきましょう。
- 100均グッズでインターホンの雨よけを自作する具体的な手順
- 自作するときに気をつけたい材料選びのコツ
- 賃貸住宅で取り付ける前に確認しておきたいポイント
- 市販の雨よけカバーとの違いと選び方
- 雨よけがインターホンの防犯機能を守ることにつながる理由
インターホンの雨よけを100均グッズで自作する方法

用意するものは100均の「フタ付きボックス」と両面テープ
自作する雨よけの土台として使いやすいのが、100円ショップで売られているプラスチック製の「フタ付きボックス」です。フタの部分をそのままインターホンの上に取り付ける庇(ひさし)として使えるため、加工が少なく済みます。
屋外用の耐候性がある両面テープやマスキングテープを選ぶと、屋内用のテープに比べて剥がれにくくなります。カッター、はさみ、メジャーもあわせて用意しておくと作業がスムーズです。
作り方の手順は「採寸→カット→仮当て→固定」の4ステップ
- インターホン本体の幅・高さを採寸する
- ボックスの底を外し、フタが屋根になるようにカットする
- インターホンに仮当てして、応答ボタンやカメラを隠していないか確認する
- 問題なければ両面テープでしっかり固定する
仮当ての段階でボタンやカメラ、スピーカー穴を覆っていないかしっかり確認することが、失敗を防ぐポイントです。固定してから干渉に気づくと、テープの跡が残ってやり直しにくくなります。
庇(ひさし)を前に出す形にすると雨が当たりにくくなる
雨よけの効果を高めたいなら、フタの部分をインターホンの正面より少し前方に出す形にするのがポイントです。真上からまっすぐ覆うだけだと、横なぐりの雨のときに濡れてしまうことがあります。
庇を数センチ前に出すだけでも、雨が直接当たる範囲を減らす工夫になります。ただし出しすぎると来訪者の顔がカメラに映りにくくなるため、バランスを見ながら調整してください。
底に隙間を作って熱や湿気がこもらないようにする
プラスチック製のボックスでぴったり覆ってしまうと、夏場は内部に熱がこもりやすくなります。インターホンは精密機械なので、熱や湿気がこもった状態が続くのは避けたいところです。
ボックスの下側を少しカットして、空気の逃げ道を作っておくと安心です。密閉状態を避けることで、結露による水分の付着も抑えやすくなります。
インターホン雨よけを100均で作るときの注意点と防犯面のメリット

賃貸住宅では取り付け前に管理会社へ確認する
賃貸住宅の場合、玄関まわりの外壁やインターホン本体に手を加えることが契約上どこまで認められているかは、物件や管理会社によって異なります。両面テープの跡が残ったり、退去時の原状回復費用につながったりする可能性もゼロではありません。
取り付け前に管理会社や大家に一言確認しておくと、後からのトラブルを避けやすくなります。剥がしやすいタイプのテープを選んでおくのもひとつの方法です。
市販の雨よけカバーやカメラ付きインターホンという選択肢もある
「自作する時間や手間をかけたくない」という場合は、市販の雨よけカバーを使う方法もあります。強化プラスチック製で、ネジ止めや両面テープで取り付けるタイプが多く、100均グッズより耐久性が高い傾向があります。
すでにインターホン本体の調子が悪くなっている場合は、雨よけと合わせて、録画機能付きのカメラ付きインターホンへの買い替えを検討するのもひとつの方法です。訪問者の映像を記録できるタイプなら、日々の応対だけでなく玄関先の記録用としても役立ちます。

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配線工事が不要で、無線接続の電池式インターホンに交換する方法もあります。取り付けの手間を抑えつつ、録画機能つきの製品に切り替えたい場合に選ばれています。価格や機能は製品によって異なるため、最新の情報はリンク先で確認してください。

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雨よけがインターホンの防犯機能を守ることにつながる
カメラ付きインターホンは、来訪者の顔を確認したり、不在時の訪問を記録したりできる、玄関まわりの防犯対策のひとつとして使われています。侵入者は下見の段階で家の様子をうかがうケースが多いとされており、玄関先で顔が映る環境そのものが、警戒されるポイントのひとつになり得ます(参考:警察庁「住まいる防犯110番」)。
雨よけで本体を保護してカメラや録画機能を正常な状態に保っておくことは、この防犯機能を維持することにもつながります。せっかくのカメラ付きインターホンも、故障して映像が記録できなければ意味が薄れてしまいます。
もしインターホン越しに不審な人物が映った場合の相談先も、あわせて覚えておくと安心です。すでに敷地に入られている、ドアや窓に触れられているなど緊急性が高いときは110番、映像には残っているものの直接の被害はなく記録として相談したいときは#9110または最寄りの警察署、というように状況に応じて使い分けましょう。
取り付け後も定期的な清掃・点検を忘れずに
雨よけをつけたからといって、完全に濡れなくなるわけではありません。風向きによっては雨が吹き込むこともあるため、レンズやスピーカー部分にホコリや水滴が溜まっていないか、ときどき確認する習慣をつけておくと安心です。
乾いた柔らかい布で表面のホコリや水滴を軽く拭き取るだけでも、レンズの曇りや接触不良の予防につながります。応答が不安定になるなど気になる症状が続く場合は、無理に分解せず、メーカーや設置業者に相談してください。
よくある質問
100均グッズの雨よけでも本当に効果はありますか?
庇の形にしてインターホンの上を覆うだけでも、真上や斜め上からの雨が直接当たる範囲を減らす効果は期待できます。ただし完全な防水にはならないため、風の強い日の吹き込みまでは防ぎきれないことがあります。
賃貸マンションでも雨よけを取り付けてよいですか?
物件や契約内容によって、外壁やインターホン本体への加工がどこまで認められるかは異なります。両面テープを使う場合も、退去時の原状回復に関わる可能性があるため、取り付け前に管理会社や大家に確認しておくと安心です。
100均の雨よけと市販の雨よけカバー、どちらがいいですか?
費用を抑えて手早く試したい場合は100均グッズが向いています。長期間の使用や見た目のなじみやすさを重視するなら、耐候性のある強化プラスチック製の市販カバーが比較的取り入れやすい選択肢のひとつです。
雨よけをつけてもインターホンの調子が悪いときはどうすればいいですか?
すでに内部に水分が入り込んでいる可能性もあるため、無理に自分で分解しようとせず、メーカーのサポート窓口や設置業者に相談してください。症状によっては、録画機能付きの製品への買い替えが選択肢になることもあります。
ホームセキュリティの導入もあわせて検討したい方は、こちらの比較記事も参考にしてください。

まとめ
インターホンの雨よけは、100均のフタ付きボックスと耐候性のあるテープがあれば、庇の形にして自作することができます。採寸してからカットし、ボタンやカメラを隠していないか仮当てで確認し、隙間を残して固定する、という流れを守れば、大きな失敗は避けやすくなります。
賃貸住宅では取り付け前の確認を、集合住宅・戸建てを問わず取り付け後の定期的な点検を忘れないようにしましょう。雨よけでインターホンを長持ちさせることは、玄関先の防犯機能を保つことにもつながります。無理のない範囲で、できるところから取り入れてみてください。
