玄関のドアスコープ(のぞき窓)から外の様子を確認できるだけでも安心感はありますが、来客のたびに人がいるかどうか目視で確認するのは意外と手間がかかります。かといって本格的な防犯カメラを設置するとなると、工事や配線が必要になるのではと二の足を踏んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで検討したいのが、既存のドアスコープの穴を利用して取り付ける「ドアスコープ型防犯カメラ」です。壁に穴を開けたり配線を通したりする工事が不要で、賃貸住宅でも比較的取り入れやすい選択肢として注目されています。
この記事では、ドアスコープ型防犯カメラの仕組みと工事が不要な理由、選ぶときに確認しておきたいポイント、そして賃貸で使う際の注意点までをまとめて解説します。
- ドアスコープ型防犯カメラの仕組みと工事が不要な理由
- 賃貸住宅で使うときに気をつけたいポイント
- 選ぶときに確認しておきたい機能面のチェックポイント
- ドアスコープに設置できない場合の代替方法
- 不審な人物に気づいたときの相談先
ドアスコープ型防犯カメラとは?仕組みと工事不要で使える理由

ドアスコープ型防犯カメラの仕組み
ドアスコープ型防犯カメラは、玄関ドアに元々付いているドアスコープと入れ替える形で取り付けるタイプのカメラです。既存の穴をそのまま利用するため、新たに穴を開けたり配線を通したりする工事が不要な点が特徴です。玄関の外側にはカメラのレンズ部分だけが収まるため、見た目もドアスコープとほとんど変わりません。
製品によって、来客時にモニターやスマートフォンで映像を確認する仕組みのものや、人の動きを感知して自動的に録画を始めるものなどがあります。用途に合わせて選ぶとよいでしょう。
工事不要で取り付けられる理由
一般的な防犯カメラは、屋外への電源確保や配線の取り回しのために設置工事が必要になることがあります。一方でドアスコープ型は、既存の穴に本体を差し込んで固定するだけの製品が多く、電池やバッテリーで動作するため電源工事も不要です。付属のパーツだけで、工具をほとんど使わずに取り付けられる製品もあります。

A.P.O(エーピーオー) ドアスコープカメラ (ブラック) のぞき穴カメラ 直径12~19mm対応 賃貸 マンション アパート 工事不要 ドア 覗き穴 のぞき穴 玄関ドア 防犯 カメラ WIFI接続 ドアスコープ 動体検知 アプリ 通知 録音 録画
ドアスコープ型のようにWi-Fiでスマートフォンと接続できるタイプもあり、その場合は外出先でも通知を受け取れます。価格や機能は製品によって幅があるため、最新の価格や仕様はリンク先で確認することをおすすめします。
賃貸住宅でも使いやすいポイント
賃貸住宅では壁や玄関ドアに穴を開けるような改造は基本的にできません。ドアスコープ型防犯カメラは既存の穴を利用するため、退去時には元のドアスコープに戻せる製品を選べば原状回復の負担を抑えやすいのがメリットです。ただし、設置や取り外しの可否は物件の規約によって異なる場合があるため、心配な場合は事前に管理会社や大家に確認しておくと安心です。
また、退去時に取り外した後の穴が目立たないよう、元のドアスコープを保管しておくこともあわせて意識しておきたいポイントです。
対応できるドアスコープのサイズの目安
ドアスコープ型防犯カメラは、玄関ドアに開いている穴の直径に対応した製品を選ぶ必要があります。製品によって対応できる穴の直径の範囲が異なるため、購入前に自宅のドアスコープの直径を確認しておくとスムーズです。
ドアの厚みによって固定できるかどうかが変わる製品もあるため、対応範囲が記載されている場合は忘れずに確認しましょう。
(参考: 警察庁「住まいる防犯110番」によると、防犯カメラの設置は侵入者に「発見されやすい」と意識させ、犯行をためらわせる要素の一つとされています。)
ドアスコープ型防犯カメラを選ぶときに確認したいポイント

録画・暗視機能の有無
来客の様子をその場で確認するだけでなく、後から映像を見返したい場合は録画機能付きの製品を選びましょう。夜間や暗い時間帯にも対応したいなら、暗視機能の有無を確認しておくと安心です。玄関先は日中でも照明の当たり方によって映像が見えにくくなることがあるため、実際の使用シーンを想像しながら選ぶとよいでしょう。
録画データはSDカードに保存するタイプと、クラウドに保存するタイプがあります。保存方式によって必要な容量や月額費用が変わることがあるため、購入前に確認しておきましょう。
Wi-Fi連携・スマホ通知の有無
Wi-Fiに接続できるタイプであれば、外出先からスマートフォンで玄関の様子を確認したり、動きを検知したときに通知を受け取ったりできます。在宅していない時間帯の来訪者を把握したい場合は、通信機能付きの製品が向いています。一方でモニター確認だけで十分という場合は、より手軽なワイヤレスモニタータイプを選ぶ方法もあります。
用途や生活スタイルに合わせて、必要な機能を絞り込んでいくと選びやすくなります。
電源方式と交換の手間
ドアスコープ型防犯カメラの多くは乾電池やバッテリーで動作します。電池切れのまま気づかずに使えなくなる状態を避けるため、電池残量の通知機能があるかどうかも確認しておくとよいでしょう。充電式の場合は、充電の頻度や取り外しやすさも使い勝手に関わってきます。
設置場所によっては電池交換のたびにカメラを取り外す必要がある製品もあるため、交換のしやすさもあわせてチェックしておくと安心です。
設置できない場合の代替方法
ドアの構造やドアスコープの形状によっては、ドアスコープ型のカメラを取り付けられない場合もあります。その場合は、ドア上部に挟み込んで固定するタイプの防犯カメラが代替の選択肢になります。こちらも工具を使わずに設置できる製品が多く、賃貸住宅でも取り入れやすいのが特徴です。
また、カメラの設置だけでなく、外から室内の明かりが漏れてのぞき見の原因になるのを防ぐドアスコープカバーをあわせて使う方法もあります。
よくある質問
ドアスコープ型カメラは工事不要で自分でも取り付けられますか?
製品によって差はありますが、既存のドアスコープと入れ替えるタイプであれば、工具をほとんど使わずに取り付けられるものが多くあります。取り付け方法は製品の説明書に沿って確認してください。
賃貸物件でも退去時に元に戻せますか?
既存の穴を利用するタイプであれば、元のドアスコープを保管しておき退去時に付け替えることで、原状回復の負担を抑えやすくなります。ただし物件の規約によって取り扱いが異なる場合があるため、心配な場合は事前に管理会社や大家に確認しておくと安心です。
玄関先で不審な人物に気づいたときはどうすればいいですか?
いままさに敷地に入ろうとしている、ドアや窓に触れている、身の危険を感じるなど緊急性が高い場合は110番へ連絡します。一方で、不審な人物を見かけたものの緊急性は低く、記録として残しておきたい・相談したいという場合は、#9110または最寄りの警察署への相談が案内されています。カメラの映像は、状況を伝える際の手がかりになります。
ドアスコープ型カメラだけで防犯対策として十分ですか?
ドアスコープ型カメラは来訪者の確認や記録に役立つ一つの手段ですが、それだけで防犯対策が完結するわけではありません。補助錠や窓の防犯対策など、他の対策と組み合わせることで、より安心につながりやすくなります。
ホームセキュリティの導入も検討したい方は、こちらの比較記事も参考にしてください。

まとめ
ドアスコープ型防犯カメラは、既存のドアスコープの穴を利用して取り付けられるため、工事の必要がなく賃貸住宅でも取り入れやすい選択肢です。録画・暗視機能やWi-Fi連携の有無、電源方式など、自分の生活スタイルに合った条件で選ぶことで、無理なく使い続けやすくなります。
ドアスコープに設置できない場合は、ドア上部に挟むタイプなどの代替方法もあります。できるところから一つずつ取り入れて、玄関まわりの安心につなげていきましょう。

