昼間にインターホンで「警察です」と1人で来たら?本物の見分け方と安全な対応

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昼間にインターホンで「警察です」と1人で来たら?本物の見分け方と安全な対応

「昼間にインターホンが鳴って、出てみたら警察を名乗る人が1人で立っていた」——制服や私服を問わず、ひとりで訪ねてくる相手に『本物の警察官なのかな』『なにか事件でもあったのかな』と不安になる方は少なくありません。

結論からお伝えすると、昼間に警察官が1人で家庭を訪問することそのものは珍しいことではなく、その多くは「巡回連絡」と呼ばれる地域警察の活動です。一方で、近年は警察官をかたる詐欺も報告されているため、相手が本物かどうかを落ち着いて確認することが大切です。

この記事では、昼間に警察を名乗る訪問が1人で来る主な理由を整理したうえで、玄関を開ける前にできる確認の手順と、不審に感じたときの対処・相談先(110番と#9110の使い分け)までまとめました。順番に見ていきましょう。

この記事でわかること
  • 昼間に警察を名乗る人が1人で訪ねてくる主な理由
  • 「巡回連絡」とはどんな活動か(カード記入は任意)
  • 警察官をかたる詐欺の特徴と、玄関を開ける前の確認方法
  • 不審に感じたときの対処と相談先(110番と#9110の使い分け)
目次

昼間に「警察」を名乗る訪問が1人で来るのはなぜ?

昼間に「警察」を名乗る訪問が1人で来るのはなぜ?

多くは「巡回連絡」と呼ばれる地域警察の活動

昼間に警察官が家庭を訪ねてくる場合、その多くは「巡回連絡」という日常的な活動です。

巡回連絡とは、交番や駐在所の警察官が家庭や会社を訪問し、意見や要望を聞いたり、身近で起こりやすい犯罪の予防や事故防止に役立つ情報を伝えたりする活動です。担当の地域を受け持つ警察官が、勤務の合間に1人で回ることも多く、昼間に1人で訪ねてくること自体は不自然ではありません。

その際に「巡回連絡カード」への記入をお願いされることがあります。これは住所・氏名・緊急時の連絡先などを記しておき、災害や事故など非常時の連絡に役立てるためのものです。記入はあくまで任意で、断っても罰などはありません。不安があれば、その場で書かずに保留しても問題ありません。

(参考: 警視庁「巡回連絡」

事件・事故の確認や届け出に関する訪問もある

近隣でのできごとの聞き込みや、落とし物・遺失物の連絡などで訪ねてくることもあります。

たとえば近所で事故やトラブルがあった際の聞き込み、拾得物・遺失物の連絡、防犯の呼びかけなど、用件はさまざまです。これらも昼間に1人で行われることがあり、必ずしも自分や家族が何かを疑われているわけではありません。まずは落ち着いて用件を確認しましょう。

「警察官をかたる」ケースもゼロではない

一方で、警察官を名乗って近づこうとする詐欺やトラブルも報告されています。

警察庁や各警察は、警察官をかたる詐欺への注意を呼びかけています。電話やメッセージアプリで「あなたの口座が犯罪に使われている」などと不安をあおる手口が知られていますが、対面で警察官を装うケースもあります。本物の警察官は、用件もなく家の中の様子を細かく探ったり、その場で現金やキャッシュカードを求めたりはしません。

「昼間に1人で来たから怪しい」と決めつける必要はありませんが、相手が本物かどうかを確認する習慣を持っておくと安心です。確認の方法は次の章でくわしく紹介します。

(参考: 警察庁「ニセ警察詐欺に注意!」

昼間・1人だからといって過度に怖がらなくてよい

大切なのは「相手を確認できる状態で対応する」ことで、訪問そのものを恐れる必要はありません。

巡回連絡や聞き込みといった正当な訪問は数多くあります。むやみに身構えるより、玄関を開ける前にインターホンや窓越しで相手を確認し、必要に応じて本物かどうかを確かめる——この手順を知っておくだけで、落ち着いて対応できるようになります。

本物の警察か見分ける方法と不審なときの対処法

本物の警察か見分ける方法と不審なときの対処法

玄関を開ける前にインターホン越しで確認する

いきなりドアを開けず、まずはインターホンや窓越しに用件と相手を確認するのが基本です。

「どちらの警察署の方ですか」「ご用件は何ですか」とインターホン越しに尋ねるだけでも、相手の様子はある程度わかります。正当な用件であれば、所属や名前、用件をきちんと伝えてくれます。逆に、答えをはぐらかしたり、急かしてドアを開けさせようとしたりする場合は、開けずに対応を続けて構いません。

カメラ付き・録画機能付きのインターホンであれば、顔を出さずに相手を確認でき、やりとりを記録として残すこともできます。来訪者の確認に不安がある場合は、こうした機器を取り入れておくと、昼間でも夜間でも落ち着いて対応しやすくなります。

機能や価格は製品によって幅があり、賃貸でも使える工事不要タイプもあります。最新の価格や対応状況はリンク先で確認し、玄関まわりに合うものを選んでください。

警察手帳の提示を求め、自分から警察署に確認する

本物かどうか不安なときは、警察手帳の提示を求め、自分で最寄りの警察署に確認するのが確実です。

本物の警察官であれば、求めに応じて警察手帳を提示します。顔写真・氏名・階級が確認できるので、あわてず見せてもらいましょう。そのうえで、相手から教えられた連絡先にかけ直すのではなく、自分で調べた最寄りの警察署や交番に電話し、「そのような職員・用件で訪問しているか」を確かめると安心です。

正当な訪問であれば、こうした確認を嫌がることはありません。確認している間は無理に玄関を開けず、ドア越しやインターホン越しのままで構いません。

「これは詐欺かも」と感じたときのサイン

お金やキャッシュカードの話が出たら、警察官をかたる詐欺を強く疑ってよい場面です。

特に注意したい言動の例
  • 「あなたの口座が犯罪に使われている」と不安をあおる
  • 現金やキャッシュカードを預かる・確認すると言う
  • 所属や名前をはっきり言わず、確認させてくれない
  • 急かしてその場で判断・行動させようとする

こうした言動が見られたら、その場でお金やカードを渡したり、口座情報を伝えたりしないでください。本物の警察官が、訪問先で現金やキャッシュカードをその場で預かることはありません。少しでも不審に感じたら、いったん対応を切り上げ、自分で警察に確認しましょう。

(参考: 警視庁「警察官等をかたる詐欺」

警察への相談(110番と#9110の使い分け)

緊急かどうかで、連絡先を使い分けるのがポイントです。

110番(緊急)

相手が無理に入ろうとする、身の危険を感じる、その場でお金やカードをだまし取られそうになっているなど、緊急性が高い場合はすぐに110番へ。

#9110/最寄りの警察署(緊急でない相談)

「さっき来た人が本物か確かめたい」「不安が残るので相談したい」といった緊急性の低い相談は、#9110(警察相談専用電話)や最寄りの警察署・交番へ。受付時間は平日の日中が中心で、地域によって異なります。

「相談するほどでもないかな」とためらう必要はありません。あとから本物か確認したい、記録として残しておきたいといった相談も、#9110で受け付けています。落ち着いて、緊急度に応じた窓口を使い分けましょう。

そもそも知らない相手がインターホンを鳴らしたときの基本的な対応は、こちらの記事もあわせて参考にしてみてください。

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よくある質問

Q. 警察官が昼間に1人で家に来ることはありますか?

あります。交番や駐在所の警察官が家庭を訪問する「巡回連絡」などは、担当者が1人で昼間に回ることも多く、珍しいことではありません。1人で昼間に来たからといって、ただちに不審というわけではありません。

Q. 巡回連絡カードは書かないといけませんか?

記入は任意です。書いても書かなくても罰などはありません。不安があれば、その場で記入せず保留しても問題ありません。内容や目的に納得してから判断して大丈夫です。

Q. 本物の警察官かどうか、どう確かめればいいですか?

警察手帳の提示を求めて顔写真・氏名・階級を確認し、相手が教えた番号ではなく、自分で調べた最寄りの警察署・交番に電話して「そのような訪問をしているか」を確かめると確実です。正当な訪問であれば、確認を嫌がることはありません。

Q. お金やキャッシュカードの話をされたら?

その場で渡したり口座情報を伝えたりせず、警察官をかたる詐欺を疑ってください。本物の警察官が訪問先で現金やカードをその場で預かることはありません。緊急時は110番、確認や相談は#9110や最寄りの警察署へ連絡しましょう。

まとめ

昼間にインターホンで警察を名乗る人が1人で訪ねてくることは珍しくなく、その多くは巡回連絡や聞き込みといった正当な活動です。巡回連絡カードの記入は任意なので、不安があれば保留しても構いません。一方で、警察官をかたる詐欺も報告されているため、相手が本物かどうかを落ち着いて確認する習慣を持っておくと安心です。

大切なのは、いきなりドアを開けず、インターホン越しに用件と相手を確認すること。そして不安なときは警察手帳の提示を求め、自分で最寄りの警察署に確かめることです。お金やカードの話が出たら詐欺を疑い、緊急時は110番、確認や相談は#9110を使い分けましょう。手順を知っておけば、訪問そのものを怖がらずに、落ち着いて対応できます。

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